テレビの上下にスピーカーを設置。これでもうセッティングは完了です。調整などもいらず、そのまま映画にライヴムービー、ゲームそしてニュースやバラエティまで楽しめます。
新しい方式のサラウンドスピーカー、「Q:」。スピーカーがあるのは前方だけなのに、リスナーの周囲から回り込むような音が聴こえるフロントサラウンドのニュータイプです。アーキテクチャとしては2007年に発売された同社の「Niro Spherical Surround System」と同じのようですが、市場推定価格は¥88,000と、他社の1ボディサラウンドスピーカーと張り合える価格帯で発売するそうです。
壁の反射を使ってサラウンドを実現する1ボディサラウンドスピーカーとの大きな違いは、この上下に配置するスピーカーセッティング。下側(ベーススピーカー)のエンクロージャーには左右のフロントスピーカーとセンタースピーカー、計3つのスピーカーユニットが入り、上側(トップスピーカー)には左右のサラウンドスピーカーが入り、後ろ&周囲から聴こえる音を上から遠くにとどけようとしています。
その結果
音場は面ではなく球体のようになり、広大な音空間が描かれる とのことでした。そして壁の反射を使わないため、部屋のカタチやサイズ、壁の材質に左右されない音になるとも。
発表会で耳にしたところ、上下に広がるサウンドステージが印象的~。音の天井の高いこと高いこと。リアルにスピーカーを後ろに設置する、フツーのサラウンドセットと比べてしまうと密度的に物足りなくはありますが、それでも左右と、左右やや後方にも音成分があることに満足できました。
壁がガラス張りでも、テレビ&「Q:」をコーナーにセットしていたとしても、音の印象にはほとんど差がないことも「ほんとに場所を選ばないんだ」とビックリ。
左からサブウーハー、ベーススピーカー、アンプ部です。ドルビーデジタル、DTSのベーシックな5.1chサラウンド音声に対応。niro1.com社長の中道仁郎氏に聞くと、「HDオーディオ対応品も出せますよ。すでに実験はしていて、いい音なんですよこれがまた」とのこと。なぜ今回のモデルにそのデコードチップを搭載しなかったのかというと単純にコストの問題ですって。
こちらがトップスピーカー。専用ラックを使う場合は中にケーブルを通せるポールで支えます。ノーマルのセットで使うなら付属の台座でテレビ上部に固定。ちょっとやそっとの地震でも落ちないとか。
ホームシアター用スピーカーではなく、「ハイビジョンTV5.1chスピーカー」。この呼び名からも、ハイエンド志向の強いAVマニアやファンではなく、一般層をターゲットにしていることがわかりますね。薄型テレビを買ったはいいけど素の内蔵スピーカーを使っている方、いかがでしょうか。
Q:[niro1.com]
(武者良太)

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