東北大学がすごい技術を開発したそうです。なんと、DVDの容量をいきなり9倍にアップさせる技術だそうですよ!
DVDやCDのデータを記録している部分をピットといいます。いままではこのピットを平面として使っていましたが、V型の溝とすることでデータを記録できる面積を増やすというものらしいですね。4.7GBの片面1層DVD×9=42.3GB。片面2層ブルーレイに迫る勢いです。しかも複製が簡単にできる、つまりメディアの生産コストが低いそうです。
ドライブ側ですが、プレスリリースを読むに偏光読み取り部を追加するだけでよいとか。光の差を読み取るための専用ピックアップを追加、ということなのでしょうか? ともあれうまくいけば、ブルーレイよりも格安で大容量なメディアが誕生するわけで万々歳。ハイビジョンソースのソフトも安く発売されるかもね! といいたいところなのですが 。
別に僕らがブルーレイをプッシュしまくるチームだからツッコミを入れるわけではありませんよ? そういうのをさて置いたとしてもこの技術には気になるところがあるのです。
それは、偏芯。メディア中心部の穴のズレです。中心部に寸分の狂いもない穴が空けられているCDやDVDは、それだけで音質も画質もよくなります。しかし穴のズレが大きいと(そうはいってもミクロン単位の話)画面にノイズが入ったり、音が途切れたりします。メディアの反りや歪みの影響も如実に表れそう。
平面のピットでさえ、これ。V型溝のピットだとしたら、ちょっとしたズレでも影響は大きいのでは? もちろんそれを踏まえた偏光読み取り部を開発(精度の高い角度検出機構、かな?)するのでしょうけど、大量生産前提のコンシューマ分野には使えないかなあ、と感じます。
ただし! 技術としては本当に素晴らしいと思いますよ! 個人的には期待したいです!
母型からスタンパー複製できる新方式V 溝ピット方位多値記録の原理実証(9 倍密度)に成功[東北大学](注・PDFファイルです)
(武者良太)

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